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片平 治人 院長 & 河野 正己 教授

HARUTO KATAHIRA & MASAKI KONO

3名の日本睡眠学会専門医が在籍し
睡眠歯科と予防歯科を医療連携チームで取り組む

鶴見大学歯学部を卒業後、東京医科歯科大学歯学部付属病院での臨床研修を経て、都内の大手歯科医院で副院長を歴任。1997年に片平歯科クリニックを開業。2003年に医療法人社団康治会設立、2017年昭和大学大学院医学研究科修了(博士(医学))

片平 治人 院長 & 河野 正己 教授

片平 治人 院長 & 河野 正己 教授

片平歯科クリニック

渋谷区/代々木/新宿駅

  • ●歯科

新聞に連載されたコラムをきかっけに、歯科医師の道へ

片平 治人 院長 & 河野 正己 教授

【片平 治人 院長】
私は幼い頃から生き物が好きで、動物園に行っては動物たちを観察していたんです。特にペンギンの鳴き真似が得意でしたね(笑)。博物館で恐竜の骨や化石を眺めたりするのも大好きでした。また、絵を描くことも得意で、絵画コンクールでは幾度か賞をもらったこともあります(笑)。そうしたさまざまな経験をするなかで、将来は何か生物系の専門性のある仕事をしたいと考えるようになったんだと思います。
歯学部をめざした直接的なきっかけは、大学受験を控えた時期に朝日新聞(日曜日版)の連載「歯無しにならない話」を読んだことでした。そこには、歯科医師と患者さんがお互いに協力して歯周病を治療していくストーリーが描かれていて、歯科治療と言えば虫歯を削って詰めるものと考えていた私には、とても新鮮に感じられたんです。この歯周病治療については当クリニックにおいても力を入れていて、睡眠時無呼吸症の治療とあわせて診療の大きな柱になっています。

3名の日本睡眠学会専門医が在籍し、それぞれに専門性の高い診療をおこなう

【片平 治人 院長】
1997年に『片平歯科クリニック』を開設するまでは、西新宿にある歯科医院に勤務しておりましたので、当時担当していた患者さんにも通っていただけるようにこの場所にクリニックを構えました。もう20年以上経過を診ている患者さんも多数おり、これは私にとって大きな財産です。2001年には、河野教授の御指導の下、複数の医科の睡眠クリニックと連携して「睡眠歯科外来」を開設しました。現在では私をはじめ3名の日本睡眠学会専門医が、専門性の高い診療をおこなっています。
さて、この分野が急に発展するようになった発端は、2003年に発生した山陽新幹線の居眠り事故で、この運転士が後に重度の睡眠時無呼吸だということが判明し、「睡眠時無呼吸症」が世間に広く周知されるようになりました。歯科に於いても、睡眠時無呼吸症の治療に歯科の保険が適用されるようになりました。学際面では日本睡眠歯科医療研究会が創設され、現在の日本睡眠歯科学会に発展して参りました。最近では治療ガイドラインや認定医制度などが整備され、睡眠歯科医療をとりまく環境に大きな変化がありました。現在潜在的な患者数も含めると睡眠時無呼吸症を患う患者さんは膨大な数に上ると思われます。そしてこの疾患は運転事故のみならず、血管事故も惹き起こし全身の合併症に繋がります。最近歯科領域に於ける歯周病と糖尿病の関係が示されておりますが、これらも血管に障害を惹き起こし、また睡眠時の無呼吸が誤嚥性肺炎の原因になるという報告もあります。以上から、口腔のケアと睡眠時の呼吸管理は今後の超高齢化社会を迎える中で健康寿命を延ばすという面でとても重要と考えております。
当院としましては、歯科発の歯科でしかできない予防医療として「Sleep & Oral Healthcare」を掲げ睡眠と予防歯科の観点なら患者さんの健康をしっかりサポートしていきたいと思います。

CPAP装置とマウスピース、医科と歯科の連携によって実現するフレキシブルな治療法

片平 治人 院長 & 河野 正己 教授

【河野 正己 教授】
私は睡眠歯科の専門外来を担当していて、こちらのクリニックでは月に一度、初診の患者さんを診察して治療計画の立案などをおこなっています。本来、睡眠時無呼吸症というのは医科領域の疾患で、CPAP装置による治療が一般的。一方で、軽症な睡眠時無呼吸症で、とくに日中の眠気にお悩みの患者さんが歯科を受診なさるわけですが、歯科では患者さんにあわせてマウスピースを作成し、就寝時に装着していただくことで症状の改善をめざします。
このように、医科と歯科では睡眠時無呼吸症の治療に対するアプローチ法が異なるわけですが、両者を組み合わせて、CPAP装置とマウスピースを併用しようとする点は、当院ならではの大きなメリットだと思います。たとえば、1週間のうちご自宅にいる4日間はCPAP装置でゆっくりとお休みいただいて、出張や旅行などにお出かけになる3日間はマウスピースをご持参いただいたり。こうしたフレキシブルな治療法をご提案できることで患者さんの負担もずいぶん軽くなるでしょうし、多くの患者さんにとって理想的な治療環境が整っていると言えるのではないでしょうか。

豊富な診療経験と幅広い知識をもって、クオリティの高い医療を提供

【河野 正己 教授】
睡眠時無呼吸症について、これまでに私は母校の新潟大学で2,000症例、現在教授を務めている日本歯科大学新潟病院で4,000症例、さらに2001年より診療をはじめたこのクリニックでは、すでに8,000症例を超える数の治療に携わってきました。母校の新潟大学や日本歯科大学新潟病院では医科と歯科の合同チームで睡眠時無呼吸症の治療をおこなっておりますが、このクリニックにおいても大学病院と同等レベルの治療をご提供できているものと思います。
片平院長が日本睡眠学会の専門医になることを希望されたとき、私がご指導したというご縁からこのクリニックで専門外来を担当することになったわけですが、「日本睡眠学会専門医」という資格を得るためには、精神疾患や呼吸器・循環器疾患に関することなど幅広い知識が必要になります。睡眠時無呼吸症を診療する歯科医師にも医師と同じく、非常に専門性の高い知識が求められるわけですね。ですからぜひ、これから睡眠時無呼吸症の治療をお考えの皆様には、歯科から医科に及ぶ幅広い知識と経験を備えた日本睡眠学会の専門医のもとで治療を受けられることをおすすめしたいと思います。

これから受診される患者さんへ

【片平 治人 院長】
『片平歯科クリニック』はJRほか各線の「新宿駅」から徒歩10分、「初台駅」や「南新宿駅」、「都庁前駅」などもご利用いただけます。当院では睡眠時無呼吸症の治療のほかに、先程申し上げた理由から予防歯科にも力を入れており、歯周病や虫歯予防に効果的な「3DS除菌治療」もおこなっています。これは、お口の中の善玉菌を残しつつ悪玉菌だけを除菌する予防的な治療法で、除菌後は1日1錠の乳酸菌タブレットを摂取していただく「バクテリアセラピー」によって良い菌を増やし、免疫力を整えていきます。このタブレットは口腔環境だけでなく胃腸の調子を整え、アトピーや花粉症などのアレルギー症状を改善する効果も期待できるんですよ。歯周病や虫歯のリスクが高いという方には、ぜひおすすめしたい根本的な治療法です。

※上記記事は2017年6月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

片平 治人 院長 & 河野 正己 教授 MEMO

  • 出身地:[河野 教授]長野県
  • 趣味・特技:[河野 教授]靴磨き
  • 好きな本・作家:[河野 教授]小泉信三(元慶応義塾大学塾長、慶応義塾大学経済学部を記念受験した)
  • 好きな映画:[河野 教授]硫黄島からの手紙(主人公の栗林中将は長野高校(当時は長野中学)の先輩)
  • 好きな言葉・座右の銘:[河野 教授]明日できることは今日するな(遠藤周作)
  • 好きな音楽・アーティスト:[河野 教授]美空ひばり
  • 好きな場所・観光地:[河野 教授]新潟市街、古町通り

グラフで見る『片平 治人 院長 & 河野 正己 教授』のタイプ

穏やかでやさしく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかでやさしく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

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片平歯科クリニック

渋谷区/代々木/新宿駅

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