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高橋 俊雅 院長

TOSHIMASA TAKAHASHI

情報を充分に提供した上で
その人の生き方を尊重していきたい

大学卒業後は、順天堂医院の内科で研修医をしたのち、腎臓内科に入局。2001年に開院した『望星新宿南口クリニック』は、前身である『西新宿診療所』から数えますと、35年を越える歴史があります。

高橋 俊雅 院長

高橋 俊雅 院長

望星新宿南口クリニック

渋谷区/代々木/新宿駅

  • ●内科
  • ●心療内科

「病気を持つ人に何か出来たら…」という思いが忘れられず

高橋 俊雅 院長

親戚には医療関係者はいませんでしたが、小学1年生の時に、祖母が目の前で脳卒中を発症、そのまま亡くなったことが忘れられません。近所のおじさんに電話して助けを求めたのですが、子供でしたから当たり前ですが自分では何もしてあげられなかったのです。この出来事をきっかけに「生命」を考えるようになりました。大学受験時は文系の学部を目指していたのですが、「病気を持つ人に何か出来たら…」という思いが忘れられず、医学部を目指すことになりました。

大学卒業後は、順天堂医院の内科で研修医をしたのち、腎臓内科に入局しました。当時研修医でアルバイトに行ったクリニックで透析医療を初めて見て、少しショックを受けました。慢性腎不全は命に関わる臓器不全ですが、透析を受けながら日中は働いている方や小さな子供をもつお母さんもいました。1人1人にそれぞれの人生があり、週3回の透析を受けながら頑張って生きている方々の人生を支え、寄り添っていける医療に携わりたいと考えました。

2001年に開院した『望星新宿南口クリニック』は、前身である『西新宿診療所』から数えますと、35年を越える歴史があります。私自身は西新宿診療所の副院長となってから、17年目になりました。透析医療だけでなく、腎不全に至る「慢性腎臓病(CKD)」の進行抑制も、腎臓内科専門医として重要な役割と考え、地域のかかりつけ医としての役割も果たしていきたいと考えています。

御希望に沿いながら治療を提供していきたい

高橋 俊雅 院長

『望星新宿南口クリニック』では、慢性腎不全の患者さんの透析治療とともに、循環器、糖尿病、一般内科、心療内科の診療をおこなっています。
外来は、きちんとお話をお聞きして、診察と病状を理解頂くための時間を確保できるよう、外来は予約制にしています。外来診療では、内科専門医として生活習慣病の早期診断・栄養指導・生活習慣指導を通じて、様々な余病を防いでいくことを第一に考えています。生活習慣病は、心臓疾患・脳血管疾患、ガンなど命に関わる疾患の一因です。同様に慢性腎臓病(CKD)も、50%以上は糖尿病、脂質異常症、高血圧など生活習慣病が大きく関わっているからです。内科全般の疾患を治療しながら、腎臓専門医としては腎機能が低下しないように、適切な診断と治療、栄養指導や生活習慣指導によって腎臓病の進行を遅らせることが目標です。また、残念ながら腎不全になった患者さんには、生活パターンに合わせて透析治療と社会的活動をできるだけ支障なく両立できるようサポートを心掛けています。通院しながら働かれている方々にも対応するため、平日22時半まで治療をおこなっています。2013年には新宿駅に直結した現在の場所に移転しました。JR・京王線・小田急線・新宿線・大江戸線などの改札から雨に濡れずに来院頂けます(JR新宿駅より徒歩2分)。
透析医療は、個別化医療で1人1人にあった治療条件を設定しています。透析は一般的に週3回、1回4時間といったサイクルで行ないますが、身体の大きい方やよく食べる方には、長時間透析にも対応します。一方、週2回透析で良い状態を長年保っている方や、週1回透析でトラブルなく継続されている方もいらっしゃいます。皆が可能なことではありませんが、残腎機能や食事療法の遵守が十分にできる方で可能な場合があります。ご自分の病状や治療の必要性を良く理解した上で、御本人が強く希望され、かつ栄養士の綿密な指導のもとに自己管理がしっかりできること、そして各種検査データなど医学的にある程度安全が担保できる方に限られます。医療は医学的に正しさに基づいて、より安全で良い治療を行ないますが、押し付けるものではありません。1人1人の生活や仕事、さらに人生観も含めて、御希望に沿いながら治療を提供していきたいと考えています。

渋谷区医師会理事、東京内科医会理事、協会けんぽCKD対策アドバイザーとしても

高橋 俊雅 院長

自分自身は、順天堂医院や東海大学東京病院で腎臓内科外来を担当しています。大学では専門的な検査/診断を行うだけでなく、病診連携を重視して診療しています。また所属する渋谷区医師会理事や、東京内科医会理事として、地域のCKD啓発活動や医療連携を進める活動もしています。最近は、協会けんぽ(全国健康保険協会管掌健康保険)CKD対策アドバイザーとして、健診でCKDを指摘された方に有効な受診勧奨を提供できるような取り組みに協力しています。

その人の生き方を尊重していきたいと考えています

 生活習慣病やCKDは患者さんが一生付き合っていかねばならない病気ですから、1人1人の医学的な評価と治療とともに、生活や人生観なども話し合いながら、医師と患者さんが協力して取り組むことが重要だと考えています。
一般の内科疾患でも治療方法を決める際には、インフォームドコンセント(十分な説明と同意)だけではなくインフォームドチョイス(十分な説明を受けた上での選択)も最近では言われるようになっています。腎不全の治療を例にすると、治療の方法には血液透析、腹膜透析、腎移植、あるいは“透析をしない”という選択肢が挙げられます。私の透析患者さんで、認知症を患い透析治療が難しくなった方がいらっしゃいました。ご家族と何度も話し合い、最終的には透析をしないという選択をされ、最後の4日間は苦しむ事なく自宅で過ごされて私が看取りました。優先すべきは、医療の原則なのか、それともその人の人生観なのか。一般論として良いか悪いか、議論のあるところかもしれません。当クリニックでは、誠意を持って対応し、情報を充分に提供した上で、その人の生き方を尊重していきたいと考えています。

その人にとってベストな透析治療を提供

生活習慣病の多くは自覚症状がありませんし、慢性腎臓病も同様です。そのため、健康診断や診察で血圧や検査値、尿の異常や腎機能低下などを指摘されたなら、放置せずに、1度は再検査/精密検査を受けて、詳しく説明をお聞きいただきたいと思います。
私たちは、生活習慣病や慢性腎臓病(CKD)の進行をできるだけ遅らせられるよう、ベストを尽くしています。また万が一、末期腎不全となった場合においては、よく話し合った上で、その人にとってベストな透析治療を提供します。不安やご質問等がありましたら、お気軽にご相談ください。

※上記記事は2016.4に取材したものです。
情報時間の経過による変化などがございます事をご了承ください。

高橋 俊雅 院長 MEMO

  • 出身地:福島県
  • 趣味:音楽鑑賞、ゴルフ、旅行
  • 好きな言葉:継続は力なり
  • 好きな音楽・アーティスト:クラシック、ボサノヴァ、ジャズ/グレン・グールド
  • 好きな場所:ヨーロッパ

グラフで見る『高橋 俊雅 院長』のタイプ

どちらかというと
穏やかで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

どちらかというと
穏やかで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

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